ポカリスエット杯第３９回全日本リトルリーグ野球選手権大会（９日、江戸川区球場ほか）は、全国１２連盟、１６代表が参加して開幕。１、２回戦を行った。初出場ながら２試合連続完封と波に乗る藤野（神奈川連盟）をはじめ、岐阜東濃（東海連盟）、千葉市（東関東連盟）、武蔵府中（東京連盟）が４強へ進出した。

★藤野、２戦連続完封

　初出場の藤野（神奈川）が１回戦、２回戦をともに完封勝利で準決勝に進出した。初出場対決となった初戦の盛岡東（東北）戦では先発金島が１安打＆１１奪三振。２回戦は、平成１１年の優勝チームで世界一に輝いた強豪の枚方に、船木が８奪三振の力投を見せた。船木は打っても、この日６打数６安打２本塁打。長谷部監督も「２人に感謝している。ここからが本当の勝負」と準決勝、決勝に思いをはせた。

★東京北砂、１回戦敗退…

　４年ぶりの優勝を目指した東京北砂（東京）が、まさかの１回戦敗退。枚方（関西）との“世界王者対決”に敗れた。先発のエース松永が大乱調。一回一死満塁から、５番・中村に右越え満塁弾を浴びるなど、二回までに３本塁打で計８失点。「球が真ん中に集まった。力を発揮できなかった…」と号泣。久保監督は「相手の力が勝っていた」と枚方をたたえた。