日韓親善交流試合は韓国選抜が全勝

日韓親善の交流が本格的にスタート。昨年の全国選抜大会優勝の郡山リーグ(東北連盟)が韓国ソウルに遠征し、韓国選抜チームに2戦2敗だった。さらに、韓国選抜チームは3月28日に来日し29、30の両日、東京・武蔵府中グラウンドと、千葉・千葉市リーグ専用グラウンドで武蔵府中、東京中野、千葉市、東京北砂4リーグと対戦。 自慢の打線が各リーグの投手を粉砕して、日本でも4連勝して31日に帰国した。

◇3月22日・第1戦(ソウル・奨忠野球場)
1回
2回
3回
4回
5回
6回
郡 山
0
0
0
0
0
0
韓国選抜 
4
2
0
1
0
X
(郡)宗像隆、宗像航、古川−鈴木
(韓)チョー、キム(K)、リー、ジェン、キム(T)、キム(H)−ハン
▽本塁打=ハン

【評】郡山の先発・宗像隆は一回、先頭打者に死球を与え動揺。続くリー、ハンに連打を浴びて1点を先制された。一死後、ユンに左前へ2点タイムリー。二死後、リムにも左前に打たれ、この回4点を失った。 打線は一回、一死一、二塁から古川が右前にヒット、二塁から根本がホームを狙ったが好返球に阻まれ、アウト。二回以降は韓国の投手リレーにノーヒットに抑えられた。

◇23日・第2戦(ソウル・奨忠野球場)
1回
2回
3回
4回
5回
6回
郡 山
0
1
0
0
0
0
韓国選抜 
2
1
0
0
0
X
(郡)斉藤、鈴木、古川、宗像隆−真壁、鈴木
(韓)キム(H)、カン、ハン、リー、キム(K)−ジェン

【評】郡山は一回、拙守で先制点を許した。無死一、二塁からキム(H)の右飛を宗像航が落球して1点。先発・斉藤は続くキム(T)に右前へタイムリーを打たれ、2点目を失った。 打線は、二回二死二塁から宗像航の右翼線に二塁打で対韓国戦初得点を記録。2点を追う五回、無死二、三塁と一打同点のチャンスを作ったが、後が続かなかった。

◇3月29日・第3戦(武蔵府中グラウンド)
1回
2回
3回
4回
5回
6回
武蔵府中
1
0
0
0
1
0
韓国選抜 
1
0
1
0
6
X
(貝)仲村渠−池田
(泉)永井−上林
▽本塁打=仲村渠、村原(貝)、尾崎(泉)

【評】武蔵府中は一回、先頭のベッシーが左翼へ豪快にホームランを放って1点を先制した。その裏、韓国は死球で出塁したシムがすかさず二盗を決めた。一死後、ハンの中前打で同点。三回、4番・チョンのホームランで勝ち越すと、五回、ハン、チョンの連続ホームランと3四球、敵失などで一挙6点を入れた。武蔵府中は五回、竹尾のホームランで追いついたが、韓国の怒濤の攻めに、なすすべがなかった。

◇第4戦(同)
1回
2回
3回
4回
5回
6回
東京中野
0
0
3
1
0
0
韓国選抜 
1
0
2
2
5
X
10
(中)岩田、岡部、竹村、森−渡辺
(韓)カン、キム(M)、キム(K)、イム、イ−チュ,ハン

【評】1点を先行された東京中野は、三回、四球、ヒットの無死一、二塁から送りバントを決めた。ここで平山が左翼線に2点タイムリー。二死後、岡部が左中間に二塁打を放ち3点目を入れ追いつかれると、四回一死三塁から渡辺が左翼へ犠牲フライを打ち上げ、1点リードした。しかし韓国はその裏、キム(H)の三塁打などで2点を入れ逆転。そして五回に5安打を集めて5点を入れダメを押した。

◇30日・第5戦(千葉市専用グラウンド)
1回
2回
3回
4回
千葉市
0
0
0
0
韓国選抜 
4
6
0
X
10
(千)木村、古川、小倉−土屋、木村
(韓)リー、キム(H)−チュ
▽本塁打=イム(韓)

【評】韓国は一回、3四死球の満塁からイの左犠飛で先制すると、続くイムがセンターに3点本塁打。二回は6安打で6点。四回コールド勝ちした。千葉市は、メジャーが春季大会に出場しているため主力が欠けていたが、それにしても韓国の打撃力は凄い。

◇第6戦(同)
1回
2回
3回
4回
5回
6回
東京北砂
0
0
4
0
1
0
韓国選抜 
1
0
0
0
4
1X
(北)渡辺、荒木、斉藤、松島−坂本、中里
(韓)イム、シム、カン、ハン−チュ、イム
▽本塁打=チョン(韓)

【評】昨年の世界2位の東京北砂は、韓国に一矢報いようと三回、二死から寒河江の中前打の後、大木が左翼線に三塁打を放ち同点。さらに四球、敵失の満塁に桑田が中前にヒット。2者が返ってこの回4点。さらに五回に1点を入れた。韓国は五回裏、一死から2四死球と内野安打で1点を入れ、チョンが右翼に同点ホームラン。そして六回裏、一死一、三塁で、相手投手の暴投でサヨナラ勝ちした。韓国・ソウルでの郡山(東北連盟)から通算負けなしの6戦全勝で、今年の日韓親善試合を終えた。


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